法教育(リーガル・リテラシー教育)
ロールプレイングやゲーミフィケーションを取り入れ、条文の丸暗記ではなく、法律が何のために存在し、どう考える道具なのかを学びます。
ACTIVITIES
法教育の研究と、それを教室に持ち込む実践。そして舞台と写真。分野は違っても、やっていることは「伝わる形にする」という一点でつながっています。
RESEARCH
研究テーマ:法教育を通じたいじめ問題解決
小学校5年生のときにいじめの被害を受け、その後は加害の側にも立った——その経験が出発点にあります。中学時代に図書館で六法全書に出会い、「学校で起きていることのなかには、法律の問題として扱えるものがある」と知ったことが、いまの研究につながりました。
いじめを「こどもどうしのいざこざ」として処理するのではなく、法の言葉で捉え直すこと。そのために必要なのは、法律家を増やすことではなく、こども自身が自分を守る知識を手にすることだと考えています。慶應義塾大学在学中に『こども六法』を制作したのも、卒業論文「法教育を通じたいじめ問題解決」も、その一点に向いています。
現在は東京大学大学院の博士課程で研究を続けています。研究の成果は、自分で運営する学習塾と、全国の学校・自治体での出張授業に持ち込んで確かめています。
| 2013 | Open Research Forum にて研究発表。 |
|---|---|
| 2014 | 教育奨励基金の助成を受け、『こども六法』を制作。 |
| 2015 | 法と教育学会にて研究発表。教材「こども六法すごろく」を制作。 |
| 2016 | 卒業論文「法教育を通じたいじめ問題解決」が優秀卒業プロジェクトに選定。 |
| 2019 | 一橋大学大学院社会学研究科修士課程を修了。修士(社会学)。 |
| 2026 | 東京大学大学院学際情報学府修士課程を修了。修士論文が専攻長賞に選定される。同学府の博士後期課程に進学。 |
※ 慶應義塾大学在学中の業績を掲載しています。最新の研究発表は順次追加します。
PRACTICE
研究の結論を論文の中に置いたままにせず、教室で試すことにしています。こどもが実際にどこでつまずくのか、どんな言葉なら届くのかは、目の前で授業をしてみないとわからないからです。
法教育の実践は、自分で運営する学習塾、学校への出張授業、そして教材づくりの三つの形で続けています。
人生の「選択肢」を広げ、「選ぶ力」を鍛えよう
2021年5月、法教育を扱う民間の常設教室としては日本初の試みとして開校した学習塾です。東京都板橋区の教室とオンラインで授業を行っており、全国、さらに海外からも生徒が参加しています。
法律を暗記する場所ではありません。目指しているのは、自分の人生を自分で選び取れるようになることです。そのために、たくさんの生き方を知る機会をつくり、選んだ結果に責任を持つ力を鍛えます。
ロールプレイングやゲーミフィケーションを取り入れ、条文の丸暗記ではなく、法律が何のために存在し、どう考える道具なのかを学びます。
情報を受け取るときと発信するときの考え方や注意点を扱います。偏った意見やデマとどう向き合い、何を選び取るかを考えます。
イギリスで発達した、演劇の手法を使った授業メソッドです。プロの俳優と組み、伝える力と受け取る力の両方を鍛えます。
小学校・中学校・高等学校への出張授業と、「法教育をできるようになりたい」と考える先生方への研修を行っています。学校側の希望に応じて、実践団体を紹介することもあります。
2019年から2025年9月までの講演・出張授業・研修は95件です。自治体の人権啓発講演、図書館での講座、PTA向けの講演、医療・福祉の団体での講演など、対象は学校だけではありません。
教室で使う道具そのものをつくることも実践の一部です。『こども六法』は、2018年のクラウドファンディングで334人から179万6千円の支援を受けて生まれました。
その後は、すごろく教材、書き込み式の練習帳、まんが版など、入口の違う教材を重ねてきました。文字を読むのが苦手なこどもにも、どこかから入ってもらえるようにするためです。
2026年5月
テーマは「AI時代の子どもを守るための法教育」。藤井剛氏(前明治大学文学部特任教授・総務省主権者教育アドバイザー)、藤川大祐氏(千葉大学大学院教育学研究院長)とともに登壇し、5年間の試行錯誤を報告しました。
STAGE & MUSIC
高校・大学を通じて男声合唱に取り組み、慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団に所属。大学院進学後も Choir Ursa Major の旗揚げに参画するなど、合唱を続けてきました。
2016年には劇団四季のオーディションに合格し、『ノートルダムの鐘』にクワイヤキャストとして出演。2022年には第2回国際声楽コンクール東京のミュージカル部門で第1位を受けました。
演奏会の企画も続けています。ミュージカルと合唱を組み合わせた「BackroomBoys」は2026年に第8回を迎えました。自身のソロコンサートも重ねています。
近年は演者としてだけでなく、脚本・演出の側にも立っています。生成AIを制作プロセスに取り込んだオリジナルミュージカル『AI-WRI-EN』、老いを止める技術が実現した社会での選択を問う『100年時代』——いずれも株式会社Art&Artsの製作作品です。
| 2016 | 劇団四季『ノートルダムの鐘』クワイヤキャスト(〜2019年頃) |
|---|---|
| 2019 | 板橋区演奏家協会 第36回クラシック音楽オーディション 合格 |
| 2019 | 演奏会シリーズ「BackroomBoys 〜ミュージカルと合唱〜」を企画・出演(以降、2026年の第8回まで継続) |
| 2022 | 第2回 国際声楽コンクール東京 ミュージカル部門 第1位 |
| 2022 | ソロコンサート「Credo」を開催 |
| 2023 | オリジナルミュージカル『AI-WRI-EN』 脚本・演出 |
| 2024 | 『AI-WRI-EN』上演を重ね、通算60回を超える |
| 2025 | ミュージカル『100年時代』 脚本・製作 |
| 2025 | ソロコンサートを開催(4月) |
PHOTOGRAPHY
舞台写真、イベント記録、ポートレートを中心に撮影しています。演者として舞台の内側を知っていることが、そのまま撮る側の視点になっています。次に誰がどう動くか、どの瞬間に音が立ち上がるかが体でわかるぶん、シャッターを切る場所を探さずに済みます。
公演・イベントの記録撮影、プロフィール写真の撮影は、株式会社Art&Artsの事業としてお受けしています。
株式会社Art&Artsが製作した4作品の公演記録より。舞台写真は、台詞と音楽が重なって場面が立ち上がる一瞬だけを狙って撮ります。
撮影:山﨑聡一郎/作品著作権:株式会社Art&Arts/撮影のご依頼はお問い合わせよりご連絡ください。
写真を始めたのは、演者として舞台に立つのと同じ時期でした。自分が出ていない公演を客席の一番いい場所から見たくて、カメラを持ち込んだのがきっかけです。
いまは自分が企画した公演も、他の団体の公演も撮ります。舞台の記録は、その日にしか残せないものなので、頼まれれば手が空いているかぎり引き受けています。
FOR INQUIRIES
舞台出演、演奏会への出演、公演やイベントの記録撮影、プロフィール写真の撮影を承っています。